2009年07月11日

思わず使ってしまうおバカな日本語

思わず使ってしまうおバカな日本語 (祥伝社新書 91)
思わず使ってしまうおバカな日本語 (祥伝社新書 91)
深澤 真紀

関連商品
健康の天才たち (新潮新書)
平成男子図鑑 リスペクト男子としらふ男子 (NB online books)
自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術
女のオカズ
マユツバ語大辞典 (新潮新書)
by G-Tools


実質30分くらいで読了。


■自分大好き語

「私って○○じゃないですか」
しらねーよ、と返したくなる、あれね。
自分大好きって感覚なんですねー。


■幼稚丁寧語

初めて聞いたけど。「猫にご飯をあげる」なんて普通に使っちゃってますけども。確かに「丁寧にもほどがある」と思う場面はありますな。これって、すべて「自分のため」なんですってよ。自分のために他が存在しているから、「〜してあげる」「〜してくれる」って表現になるんですって。なるほどねー。
しかし、感謝の気持ちを持つことと、幼稚で丁寧な言葉を使うことは別の問題です。そこがきちんと切り離されていないのです。

なるほど。心しておきます。


■実感後

「やばい」「びみょー」「ふつー」「○○かも」。

最近の意味、わかります?

「やばい」はすごい。
「びみょー」はいまいち。
「ふつー」は、特に言いたいことはない、これ以上その話題をふくらませるつもりはない、ということ。

「○○かも」ほんとは「すごく○○」と思ってる、ということらしいです。

ちなみに「かも」「みたいな」「の方」を使うと怒る人は自分で決定権を持ってる人なんですって。なるほどなー、と思う反面、そういう人だけじゃないけどね、とも思ったり。ていうか私も腹立つんだけど。みたいな。(←もちろんわざと)


■過剰美化語

女優が「女優さんのお仕事」と自分のことを語る。
自分のことだけじゃなく他の女優も含めた話題だから。ほかの女優さんたちには経緯を払わないといけないから。

ということ、らしい。

おもしろかったのが、著者が「煙と馬鹿は高いところが好きって」と自虐ネタで言ったら納得されてしまったそうで。
もしかしたら、自分から謙遜や自虐をふって、相手にそれなりのリアクションを期待するのは、もはや間違いなのかもしれない、とそのとき深く思ったものです。

たぶんねー、その人、納得したわけじゃなくて、リアクションに困っちゃったんだと思いますよ。そういう謙遜って、今の人、しないんじゃないですかね。

ブログで広まった美化語は読者との距離感を表しているのだそう。なるほどねー。


■代理店語

「○○社さんとお仕事をさせてもらってます」
これは私も使っちゃってますなー。違和感はあるんだけども。
「させていただく」と言ったほうが丁寧だし、なんだかハイソだと考えている人たちが出てきたのです。
だそうですよ。誰だよそれ。
そいつらのせいで何でも「させていただく」って言う奴らがあふれかえったんだよ。
ったく。
おかげさまで「私どもがやらさせていただく」だの「先ほどメールを送らさせていただいたんですが」なんておかしな日本語を毎日聞く羽目になってんだよ。(蛇足ですが「やらせて」「送らせて」が正しいです)

病院の「患者様」も行き過ぎて慇懃無礼だって。同感。

代理店が広めたカタカナ語。それはまあいいとしても。意味を聞いても説明してくれないんですって。なんだよそれ。なに? 選民意識? それとも自分も意味わからないで使ってるのか?笑……って、ほんとに後者っぽくてやだな。馬鹿っぽいぞ、それ。
相手にわかるように話すのは商談の基本でしょ。


■家族大好き語

「豚児」なんて言葉は初めて知りましたよ。自分の子供のことを謙遜して言う言葉らしいです。
職場とかで「お父さん」「お母さん」と言わないように注意しよ。親しい人との会話ではつい言っちゃうんですよね。


■ポジティブ・エンジョイ語

オリンピックを「楽しむ」ようになったことはそんなに悪いことじゃないんじゃないの? と思うのはやはり世代の差か。
「お国のため」って悲壮感を漂わせるのはどうも戦争を連想させて好きじゃないんだよね。

まあ、「国民の皆さんの期待」とか本人が言っちゃうのはどうよ、と思わないでもないけどな。特にオリンピックみたいな国際大会以外でね。

「いい経験でした」って言葉ですますのはよくないよね、確かに。というのも思いましたよ。


■ありがとう&リスペクト語

「感動をありがとう」「元気をもらった」
けっ、とか思うとき、あるよね、確かに。
もらうのは勝手だけど、「感動を与えたい」「元気を与えたい」とか言われた日にゃ、何様? って思っちゃうわけですよ、やっぱり。それが本当に人を感動させる力のある人だとしてもさ。

古田・元選手のエピソードがいいですよ。
「感動するかどうかっていうのは、受け取るほうが決めることでしょう。こちらが与えるものじゃない」
かっこいい! その通りだよ。それで鼻白んじゃう周りがおかしいだろ。

「ありがとう&リスペクト語」を使っている人たちに共通しているのは、よく言えば「小さな幸せを喜べる体質」であること。そして悪く言えば「いちち小さなことを喜んでいないと、生きていけない人たち」だということです。
なんかすごい納得しちゃいましたよ。


たぶん自分じゃ買わなかったと思うんだけど、さらっと読めて意外とおもしろかったりして。
タグ:日本語
posted by あじさい堂 at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 読了 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/123282431
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック